研究概要
がん発症の原因にバクテリアやウイルスなどの感染性因子の存在が知られています。地球規模ではこれらの感染性因子によるがん発症の割合はがん全体の数十%になると推定されます。ヒトに感染してがんを引き起こすウイルスには、ヒトT細胞白血病ウイルス(human T-cell leukemia virus: HTLV-1)、ヒトパピローマウイルス(human papilloma virus: HPV)、エプスタイン・バーウイルス(Epstein-Barr virus: EBV)、B型肝炎ウイルス(hepatitis B virus: HBV)、C型肝炎ウイルス(hepatitis C virus: HCV)、ヒトヘルペスウイルス8型(human herpes virus type 8: HHV8)などがあります。日本では毎年約30万人ががんで死亡しているが、ウイルス感染によるがんはその中の約13%と推定されており、その中でもHCV, HBV感染による肝臓がんは10%近くを占めています。
これらのウイルスの中で、私たちはHCVを対象にして研究を進めていますが、特にウイルス複製の機構を解明してウイルス感染の予防法、排除法を確立すること、発がんの機構を明らかにしてがん発症の予防法を探るなどに焦点を当てた研究をしています。
トピックス
- 最近の研究(2011年10月21日)
最近の研究から以下のことが明らかになりました。